インプラント[implant]

欠損あるいは外傷を受けた部位に埋め込むために、人工的に作成した器官、組織の代替物。

＜例＞人工関節・人工歯根・義眼等

辞書でインプラントを調べるとこのようにあります。歯科で行われるものはデンタルインプラントと呼ばれており、純チタンあるいはチタン合金でできています。 

歯を何らかの原因で失った場合に、その部分に人口の歯を入れる1つの方法です。

顎の骨に天然の歯のように人工歯根を埋め込みますので、

より天然の歯に近い咬み心地や審美性を手に入れられる治療法です。 

一番の違いは、天然歯に近い咬み合わせを回復できることです。

従来の方法である入れ歯やブリッジでは、咬む力が不足しますので残った歯に負担をかけたり、状態によっては安定した咬み合わせを回復するのが難しい場合があります。

体の健康は歯の咬み合わせの影響を強く受けています。

口は消化器の入り口ですので良く咬んで食べることは、とても重要です。

食べれるものがかたよってきますと、やはり肥満、高血圧、糖尿などの生活習慣病の誘因になりますし、咬み合わせの悪さが骨格系、姿勢、精神の安定、免疫機能などに悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

その他インプラントにはメリット、デメリットがありますので、お気軽におたずねください。 

両隣の歯を削って人口の歯をかぶせます 

●噛む際に、削られた歯に負担がかかり痛みやすい
●歯根のない歯茎は、噛むことによる刺激がないため、次第にやせてしまう 

インプラントを埋め込み、
その上に人工の歯冠を固定します。

●健康な歯を利用しない為、自分の歯を保てる
●歯茎に噛む力がかかるので、歯茎を健康に保てる

人口の歯を固定するために金属のバネで健康な歯に固定します。

●金属のバネをかける健康な歯に負担がかかる
●常に違和感がある
●金属のバネが見えて、見栄えが良くない
●金属のバネの間に食べ物が詰まりやすく、丁寧に掃除をしないと、虫歯や口臭の原因となる 

人工の歯を両隣のインプラントで支えることもできます。

●インプラントは時間の経過とともにあごの歯と結合するため、歯を支える力は健康な歯とほとんど変わらない
●単独で処置するので、健康な歯をそのまま保てる
●外観も機能も天然の歯と変わらない感覚が得られ、違和感がない
●特別なケアの必要がない 

人口の歯（入れ歯）を歯茎全体にかぶせます。

●入れ歯がぐらついたり、ずれたりする
●硬いものが噛めない
●入れ歯が舌を塞いで、味が分からない
●食べ物が入れ歯と歯茎の間に挟まり、痛む
●あごがやせてしまったために、年老いて見える 

複数のインプラントを埋め込み、人工の歯を固定します。

●インプラントはあごの骨に固定されるため、ぐらつかない
●天然の歯と変わらない感覚で物を噛んだり、味わうことができる
●食べ物が挟まることはほとんどない
●天然の歯と同様の外観を保つため、年老いて見えることはない